24回目の記念日

あの子達がうちの子になって、今日で24年…昔のことだけど、昨日のことのよう…。

あんなに小さいんじゃ、育てられない…って言われたけど、大急ぎでうちに帰って、桑畑に捨てられてた3匹を両手にすくい上げたときは、先のことなんて考えてなくて、「とにかくこの子達を救わなくちゃ!」ってそれだけだった。
学校から帰ると、哺乳瓶で牛乳飲ませて…当時は、動物用のミルクなんて売ってなかった。
箱に敷いてたボロ布を洗濯して…ペットシーツなんて物もなかったなぁ…。
毎日、育児だった。どんどん大きくなるのが嬉しかった。

今は便利になって、えさの種類も豊富だし、子猫に牛乳はよくないとか、いろんな情報も簡単に調べられて…。
だから、ペットの数も飼う人もすごく増えた。
だから、被災したペットもすごく増えた。
いまだに救えない子達がたくさん…。
やっぱりこれは、人間の身勝手…人災だと思う。

もしあの子達がいたときに今回みたいな災害が起こってたら、絶対に連れて逃げた。絶対に守った。
動物を飼うってことは、命を守るってこと…最後まで…。

あの子達にもう一度会いたい!