節電で「ご褒美」?

この夏の節電は必須…それはわかる。
企業だけじゃなくて、一般家庭も当然節電すべき…。
で、昨日のニュースによると、政府・経産省ではニンジン作戦が進行中だって…。東京電力の世帯が夏場昨年より15%節電した場合に、LED電球の交換券などがもらえるようにするみたい。

これ、基準がおかしくない?
昨年は猛暑だった。節電なんか考えずにお金も十分あった人たちは、バンバン電気使ったでしょうね。そういう人達は15%の削減なんて簡単…。
一方で、常日頃から節電を実行してきた本当の意味でエコな家庭は、更に15%の削減は大変でしょう。
こういう場合、「昨年の使用量」じゃなくて、「昨年の同一世帯の平均使用量」とかと比較すべきじゃない?

1人暮らしの我が家は、震災なんか起こるずっと前から節電生活。
普段から、部屋の蛍光灯は5本中3本、キッチンも2本中1本しか点けない。トイレの便座もちょっと冷たいけど使用するときだけ電源を入れてる。エアコンなんて去年の猛暑でもたった1回しか使わなかった。この1回は、工学部卒の妹に「たまにはスイッチ入れてみないと、壊れちゃうよ!」って注意されたからで…昨冬は一度も使用せず…。だから、このAPを引っ越すときに壊れてたらどうしよう!って心配するほど…。TVもPCもずっと前から照度は落としてるし、待機電力も使わないようにしてコンセントを豆に抜いてる。
東京電力の「TEPORE(テポーレ)」でやってる、同一世帯の平均値と比較できたりする「CO2家計簿」を見る限り、うちは常に平均よりはるかに下だった。

節電は、もちろん収入がかなり少ないという経済的理由もあるけど、やっぱり「地球のために!人間以外の生き物達のために!」っていう思いがあったから、別に苦にも感じずにやってることで、もう習慣になってる。
まぁ、原発には前から反対だったけど、正直なところ事故が起こるまでは節電と結びつけて考えてはいなかった。
震災の前からあんなに地球温暖化とかを問題になってるのに、原発の事故でこれから化石燃料の使用が増えて、ますます温暖化が進むのは確実。

だから、くどいようだけど、やっぱり人間の意識を変えないとダメでしょ!
節電は、「原発が使えなくなって、電気が不足するから」じゃなくて、「人間の自己中のために地球温暖化が進んで、環境や生き物にはかり知れない影響が出てしまっているから」するんだ!!
っていう理由じゃないと、人間はまたどこかで必ず過ちを犯し、繰り返し自然からのしっぺ返しを食らうことになると思うけどなぁ…。

政治家も官僚も高いお給料貰ってるんだから、もっと頭使って欲しい。
使える頭がないならサッサと降参して、優秀な人材と交代してくれないかなぁ…。