古い新聞

ここ何日か、2年前の新聞を読んでる。

政権交代で、国内外のいろんな分野のいろんな人が、新与党の民主党と新総理に期待や希望を訴えてる。もちろん、一般人の言葉もたくさん!支持率70%以上なんて、今じゃ考えらんない…。
今、この人達の大半は、裏切られたと思ってるんだろうなぁ…。

たった2年後に、こんな大きな地震と取り返しのつかない原発の事故がおきて、こんなに頼りにならない党だったのかと思い知らされるとは、支持した人達も想像してなかっただろうけど…。
震災直後、この未曾有の大災害を何とか乗り切れたら、この国の政治家や政府への国民の信頼度はもっと高くなるんじゃないかって思ったけど、やっぱりダメだった。

2年前は伊勢湾台風から50年だった。社説には、災害への警戒心が緩んでいるのではないかと指摘し、「地震や台風に遭遇するのは、この列島に住む私たちの宿命」と書いてある。

更に、東海村での臨界事故からちょうど10年だったから、「安全神話は崩れた…」なんていう原発の記事や、原発の寿命を40年以上に延ばしたことへの不安を訴えた投書なんかもある。
その一方で、下の方には、東電のオール電化を薦める広告や、原発への推進を促す派手な広告も…。

「古い新聞を読んでどうする?」って言われるけど、読めば読むほど人間の愚かさがわかる気がする。
先見の明のあった人達はたくさんいたのに、後悔ばかり…。今だって、そういう人達がいるはずなんだけど…。

今から2年後、世の中はどうなってるんだろう…?