あれから17年…

阪神・淡路大震災からもうそんなに経ってしまったなんて…。

あの日の朝起きて、TVのニュースで見た神戸上空のヘリからの映像は、衝撃的だった。カラーのはずなのに白黒のようにしか見えなくて、でも炎は赤かった。

同期の男性職員が、現地の自治体に派遣された。
自分は募金以外何もできないことがすごくもどかしくて、気持ちが沈んだ。
後にボランティア元年と呼ばれるようになるほど、たくさんの人たちが関西に向かっているのに、自分の毎日は変わらず…。
でも、そのときの現場の作業員さんで元校長先生だった人が、「ボランティアは時間もお金も余裕のある人が行けばいい。できる人がやれば、それでいいんだ」って…。
少し気持ちが楽になった気がした。

再び衝撃的な映像を見ることになった東日本大震災…。
また同じようにもどかしくて、いまだに気持ちは晴れないまま…。