ついに1年…

去年は確か晴れていたから、朝から洗濯をした。
だから今日より暖かい日だったと思う。
今日は、ほとんど曇っていて、夕方からは雷雨…寒い1日だった。

当日は、ここは震度5弱ってことだったけど、その後の訂正で震度6強になった。
あの揺れから1年…。
「もう」なのか「まだ」なのか、自分でもよくわからない。

あの津波とその後に連日続いた原発事故の中継を見て、世の中も人も、この地震を機に変わるんだろうなぁ…と漠然と思ったのを覚えている。
1年経って、確かに変わったんだと思う。でもその大半は個人レベル…。
身内を亡くしたり、家や仕事を失ったり、人生がそれまで思いもしなかった方へ向かって否応なく続いている人がいっぱいいる。
でも、世の中の大半は、きっと大して変わってない…そんな気がする。

今日は一日、追悼番組があちこちで流れている。
ラジオしか聞いていないけど、時々涙がでた。

何もできないまま1年が過ぎてしまった自分にこれから先もできるのは、とにかく「忘れない」ということだけ…。
被災地のこと、被災者のこと、それから、警戒区域で今も必死で生きている取り残された動物たちのこと…。

昨日は東京大空襲の日だったけど、おそらく若い人は知らない人のほうが圧倒的に多いんだろうなぁ…。
きっとこの震災の日も次第に忘れられて、いつか知らない人のほうが多くなる日が来る…。もしかすると、戦争よりもっと早いスピードで忘れられていくのかもしれない。

それでも、自分が体験した揺れの感覚も、生放送されていた津波の映像も、失われたたくさんの命のことも、絶対に一生忘れない…。